プロフィール

Es

Author:Es
東京のすみっこ在住
更新時間:深夜0時

夜寝る前に明日の不安で一杯で仕方がないという時に書き散らしています。
翌日になると最近はほぼ覚えていません。
みなさまにとっては全く有意義ではない自分の記録のみを書き綴っております。

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手術

人間誰しも苦手なものってあると思う。
言い訳じゃないんだけども。


今週、僕は入院してた。で、さっき退院した。

自分に本当に僕はがっかりした。
膝の手術で入院してたんだけど
自分には苦手なものなんかないって今まで思い上がってた。

僕は血と針が苦手。
それも、自分が苦手だと思っている以上に苦手なようだ。
注射器~1


よく子どもの頃から針が苦手な子どもっているから
自分もそれと同等くらいなもんだろうなと思っていたんですけども
まず、注射針を見ると頭がくらくらする。

そして血を見るとふらふらして気分が悪くなる。
今までもそれは気が付いていたから
見ないようにする、自分ではないと思うようにすることで切り抜けてきた。

今回は4日間の入院の予定。
一日目で検査。
二日目で手術。
三日目でリハビリ。
四日目で退院。

入院初日は採血だけだったからなんとかなった。
見なきゃいいんだから。

眼をそらしてしばらく気を紛らわすために雑談なんかをして。
初日は病院にあるコンビニと、自室を行ったりきたりして終わった。
ネットがない生活というのも快適。

でも2日目、朝から絶食で点滴。
これはだめだった。
はじめての点滴。

最悪。これ。

ずっと針が外れないんだもん。
ずっとチクチクするし、ポタポタとゆっくり落ちてくる水滴。
ゆったりと体内に入ってくる水滴。
よくわからない薬物。

吐き気がした。
何の薬なのかわからない。

基礎薬学と医学一般くらいは大学でならってたから
塩化ナトリウムってのはわかった。
でも他の薬液の名前はわからなかった。

入院していたのは3Fで、地下に喫煙所があるので
そこに行こうと思った。
少しでも気を紛らわせたくて。
点滴して3分くらいで限界が来た。
ジッとしてられない。

出来るだけ点滴の針が入っている手首を見ないように意識して
でも、エレベーターを降りて喫煙所に行くまでに所々に段差があって
点滴のチューブ掛けが引っかかりやがる。
出来るだけ手首を見ないようにエイッとそれを持ち上げる。

タバコを吸おうと喫煙所に行ったものの、手首をちらっと見ちゃって
チューブに血液が入り込んでチューブが真っ赤だった。

終わった。
見ちまった。

見た瞬間終わったと思った。
急に具合が悪くなる。ふらふらする。

もうタバコどころじゃない。
急いでベットに帰らなきゃだ。

まずい。ここじゃ誰も助けてくれない。
病院だから助けてはくれるんだろうけど
こっちが助けてもらいたくないんだから、
助けがないのと同じだ。

助けを乞うのにも人を選ぶ。
見も知らない人に全くの善意で助けられるなんてことを
極力嫌がる。

縋る位なら、迷惑かけるくらいなら死んだほうがまし。

急いでた。
急いでカラカラと点滴と心電図計をべた張りにされた身体を押してエレベーターに
乗って3Fのボタンを押す。
閉まって、後は3Fで寝るだけだ。
3Fに行けば両親が今日は手術だから病室に居るはず。
そこまでいけば後は野となれ山となれ。
何とかなると。

そしたら、やたら小さい女医さんが駆け込んできて2Fのスイッチを押す。
「ニコっ」てかわいらしい笑顔で会釈されて
一刻を争うのにとグラグラする頭で思った瞬間
鼻の奥の鼻腔粘膜の所がツーンとした匂いがして気が付いたら
救急に運び込まれて10人くらいの人に抱え込まれてた。

大丈夫ですか?って。
耳元でうるせえ。
目の前にライトをちらつかされて、顔中の血の気が引いてる感じがわかった。
どうやら倒れたらしい。

倒れた時、意識を失っていた時にほんの少し夢を見た。
手術を終えて会社に帰って、週末家でTVを見てる夢。
クーラーを買わなきゃと広告を見てる。
そこで「大丈夫ですか!」ってやたらデカイ声でたたき起こされる。

脳外科や心臓、循環器、整形と一気に検査で回され。

最初何をみんなが騒いでいるのかわからなかった。
気絶したんだなあということだけわかり
めんどくさいなあとだけ思ってた。

大丈夫ですって口を開くのもめんどうで、「病室は3Fです。」
「午後に手術があるので帰りたいんです」とだけ伝え、寝た。

起きたら、病室で5時間くらい過ぎてた。
当然手術もキャンセル。

24時間心電図をとられ、MRIを取られ、CTを取られ
父母も顔面蒼白だった。

俺はもっと蒼白で、やばい。手術受けなきゃ入院した意味がない。
めったに取れない有休と、入院費が無駄だと。

あがこうと思ったけど、無駄だった。
手術時間も過ぎてたし、何より主治医がビビッてた。

こんな状況じゃ手術できないと。
諦めるほかなかった。

取り合えず、自分の軽率さを呪い、
まだ刺さってやがる上、本数が増えてる点滴の数に震え
「もう嫌だ」と10000回くらい心の中でぼやいて
一日を過ごした。

気絶した時に後頭部を打ったらしく、48時間拘束が確定し
手術どころか、48時間ベットに貼り付け。

寝てるんだか、起きてるんだか。
開放された時、もう恨み言を言う元気もなかった。

俺がしょっちゅう暇になると徘徊癖があるという事を
ナースは知ってたので、俺の病室の横に椅子を持ってきて張り付いてて外にもいけないし。

退院できるという拘束解除時刻が来た瞬間、逃げるように退院した。
来週、またこの病院に来なきゃ。
めんどくさい。めんどくさい。めんどくさい。

また、点滴だ。
この針をさしてる間は、ベットから起き上がらないようにしよう。
もう二度と倒れたくない。

自分の苦手リストを作る必要がありそうだ。
今わかっている苦手なもの
・エレベーター
・注射器
・血液
・点滴
・カッターナイフ

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